平成30年10月日刀保京都府支部例会
10月21日、京都府立文化芸術会館に於きまして、京都府支部例会が行われました。
鑑定刀
一号
刀 無銘 末行(綾小路)
二号
刀 無銘 信国(南北朝時代)(重要刀剣)
三号
短刀 銘 信国 応永三年八月日
四号
短刀 銘 平安城藤原弘幸(堀川)(重要刀剣)
五号
寸延短刀 銘 丹波守吉道(大阪丹波)
鑑賞刀
太刀 銘 来国俊 (重要刀剣)
刀 銘 千手院(美濃千手院)
一号 刀 綾小路末行
二号 刀 信国(南北朝期)
三号 短刀 信国 応永三年紀
四号 短刀 平安城弘幸
五号 寸延短刀 丹波守吉道(大阪丹波)
この度の入札鑑定会は”ミニ京(みやこ)のかたな”という事で、山城物とその関連刀工で勉強をさせて頂きました。
また鑑賞刀には、生茎で銘も非常に鮮明に残り優美な反り姿を示す来国俊の太刀。
そしてこちらも生茎で、現存稀な千手院(美濃)在銘の刀を鑑賞させて頂きました。
美濃千手院独特の茎仕立てに本国大和の中でもやはり千手院派を彷彿させる刃を焼いています。
この度も大変貴重な御刀の数々を拝見したいへん勉強になりました。
(吉村支部長鑑定刀解説の様子)