日刀保京都府支部10月例会
新型コロナウイルス感染症の影響で、2月以来中止となっていました支部例会ですが、感染対策を行った上で、ようやくの開催となりました。
鑑定刀
1号 刀 銘 越前守助広 【柏原美術館(旧岩国美術館)所蔵品】
刃長 二尺四寸一部 反り 三分
(江戸時代前期 寛文頃)
2号 刀 銘 摂州住藤原助広(そぼろ)
刃長 二尺二寸四分 反り 七分
(江戸時代前期 慶安頃)
3号 太刀 銘 備州長船長義作 【柏原美術館(旧岩国美術館)所蔵品】
康暦元年十二月日
刃長 二尺七寸三分 反り 一寸二分
(南北朝時代末期 康暦)
4号 刀 無銘 加州真景 / 左吉貞
刃長 二尺一寸四分 反り 二分五厘
(南北朝時代中期 貞治頃)
5号 太刀 銘 備前国長船住景光【柏原美術館(旧岩国美術館)所蔵品】
年□月
刃長 二尺二寸七分 反り 四分六厘
(鎌倉時代末期 嘉暦頃)
6号 短刀 銘 助弘(福岡一文字)
刃長 八寸七分 反り 僅か
(鎌倉時代末期 正安頃)
7号 太刀 無銘 来国行 【柏原美術館(旧岩国美術館)所蔵品】
刃長 二尺三寸八分 反り 八分二厘
(鎌倉時代中期 康元頃)
8号 太刀 銘 恒遠(古備前)
刃長 二尺四寸四分五厘 反り 六分
(鎌倉時代初期 暦仁頃)
例会再開に際しては十分な座席間隔の確保を行い、参加者には、マスク着用、検温、消毒に歓談抑制などをして頂きました。
ご参加頂いた皆様には色々とご不便をお掛けしましたが、それでも会場は和やかな雰囲気に包まれ、久々の入札鑑定を楽しんで頂く事が出来ました。
この度も大切な御刀を鑑定刀としてご提供下さった皆様には心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。