支部鑑定会
10月24日、京都府立文化芸術会館にて日刀保京都府支部入札鑑定会が開催されました。
新型コロナウイルス感染症の影響でながらく開催出来ずにいましたが、ちょうど一年振りの開催となりました。
鑑定刀
1号 太刀 銘 助長(長船) 重要刀剣
2号 脇差 銘 武州下原住照重
3号 刀 無銘 真守 重要刀剣
4号 脇差 銘 和泉守藤原国貞
5号 太刀 銘 一(福岡一文字)重要刀剣
6号 脇差 銘 於大坂和泉守国貞作之
7号 太刀 銘 備州長船兼光 重要美術品
1号 助長は長光に近い存在であったと考えられ、長光晩年作を見るような落ち着いた作品
2号 下原肌で下原物の典型作
3号 手持ちが重く非常に健全な刀身
4号 片切刃造、親国の中でも特に地鉄の美しさが際立つ作品
5号 一文字在銘で福岡の名品
6号 こちらも親国の典型作で、沸えの密度が独特
7号 兼光最上評価の理由の全てが詰まった名刀
本日は久々の開催という事で、会員の皆様によりお楽しみ頂けますよう、少し多めに7口の鑑定刀での開催となりました。
また今回から4名の新入会の方も来られ、初心者講座の後、鑑定刀をご鑑賞いただきました。
この度も大変盛況な会となりました。
会員の皆様には鑑定刀を非常に丁寧に大切に扱って頂き、感謝しかありません。いつも本当にありがとうございます。
そして鑑定刀を御提供頂きました皆様には心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。