日刀保京都府支部入札鑑定会

2月11日、京都府立文化芸術会館にて本部より大井岳先生を講師にお迎えし、日刀保京都府支部入札鑑定会が開催されました。

1号 太刀
細身で反り高く、陰の造り込み。
直刃調に小乱れ小互の目で、時代の古い太刀。

2号 刀
反り浅く中鋒。よく詰む肌に、浅い湾れ基調に互の目、小互の目。

3号 短刀
身幅広く反り浅く付く。板目に刃寄り柾。互の目湾れ。

4号 刀
平肉付かず、反り頃合い。よく詰み地錵厚い。大互の目乱れ。

5号 太刀
重ね厚く反り付き長寸。詰み気味の地鉄に乱れ映り立つ。小互の目連れて錵付く。

大井先生鑑定刀解説の様子

今回の鑑定刀は各時代、各国の刀工を幅広く勉強させて頂ける内容でした。
入札の方も、出席者のほぼ全ての方にご参加頂き大変盛況な会となりました。
大井先生はじめ会員の皆様、この度も誠にありがとうございました。