日本美術刀剣保存協会京都府支部3月入札鑑定会

日刀保京都府支部では入札鑑定方式にて刀の勉強会を開催しています。
3月23日、京都府立文化芸術会館にて3月例会が開催されました。

1号  刀(金象嵌銘)国時(延寿)(重要刀剣)
           光遜(花押)

2号  刀 銘 備前国住長船清光
        天文十九年二月日

3号 脇差 銘 和泉守兼重

4号 脇差 銘 越前守助廣(助廣初期銘)

5号  刀 銘 寛政五丑秋    (重要刀剣)
        奥大和守平朝臣元平

1号 金象嵌銘 国時(延寿)

2号 長船清光

3号 和泉守兼重

4号 越前守助広(助広初期銘)

5号 奥元平

1号、身幅広く重ね十分の豪壮な造り込み。地に白けごころがあり、二重刃掛かる作風で、帽子は大丸とはならず青江風ですが、国時個銘極めが首肯できる作。
2号、室町後期の造り込みに広直刃を焼いており、先に行くにしたがい焼き幅を広め、物打~横手付近では地幅を刃幅が上回ります。
3号、反り浅く、身幅狭めの大人しい姿態。匂い口が大変深い大湾れで焼き幅は鎬に迫ります。これは難問で皆さん苦しみました。
4号、1尺3~4寸程度の鎬造で反り深め。沸え出来の互の目で尖り刃が目立ちます。助廣初期作でこちらも難問でした。
5号、働き豊富な沸え出来の直刃湾れ。地沸えがよく付き地景が著しく潤う地鉄。古く見える良質の地鉄でこれもまた難問。

  副支部長辻本真幸講師による鑑定刀解説の様子

会場が手狭に感じられるほど、多くの皆様にご参加いただき、大変盛況な会となりました。
この度も誠にありがとうございました。