11月支部例会 佐野美術館へ
11月の京都府支部例会は毎年恒例の小旅行です。
参加された支部会員の村井様より活動報告の原稿と写真をお送り頂きましたので掲載させて頂きます。
日刀保京都府支部 活動報告 11月29日(日曜日)
11月は京都府支部恒例の遠足です。
今年の行き先は静岡県三島の佐野美術館で開催をされています
備前刀剣王国の見学になりました。
参加は7名と少なかったのですが、「ワイワイ」とにぎやかに新幹線京都駅に
集合をして出かけました。
曇っていましたので期待はしていませんでしたが静岡駅を過ぎて雲の上に山頂に雪を冠った富士山が綺麗に出迎えてくれました。
佐野美術館では渡邊館長のお話を伺う事が出来ました。
どうして備前が刀剣王国になりえたのか?
歴史的な背景を考えると平家の庇護に始まり鎌倉時代の源氏、室町時代の赤松氏。
優雅な太刀から片手うちの刀(工房)に至る時代の要請と変化に対応した刀匠。
平家が高く評価をした古備前友成、正恒から源頼朝が発掘した成高。
頼朝が一の谷で扇を射落とした那須与一に与えた門外不出の名刀を展示出来た事、
そして一文字派の隆盛等見学者が判り易いように時代に合わせた展示になっているなど館長のお話を興味深く拝聴し、その後記念写真を撮らせていただきました。
国宝・重要美術品を含む刀の見学では、館長のお話を思い出しながらいつもと違った視線から刀を見る事が出来、非常に良い勉強が出来たと思います。
名刀を沢山見過ぎて全員最後は疲れ気味でしたが、その後の食事に向かう時は元気が回復して駅前のウナギ屋さんで「うな重」をいただき帰路につきました。