相互交流を開始

この度、日本美術刀剣保存協会 岐阜県支部さんと、支部の相互交流を行う事となり、その第一回目として岐阜県支部支部長の近藤邦治先生をお招きし、入札鑑定会を開催致しました。

また、入札鑑定会開催までの時間、別室にて初心者さん向けの第2回初心者講座を開きました。

京都府支部 村井講師により、初心者さんにも分かりやすく和やかな雰囲気で解説が行われています。

岐阜県支部 近藤先生より鑑定に使用された御刀のデータを頂戴しましたので、掲載させて頂きます。

また、小道具の名品2点もお持ち頂きましたので、内1点の画像もご紹介させて頂きます。

一号 太刀 銘 國綱(古備前)

二号 太刀 銘 不明(古青江 特別重要刀剣)

三号 脇差 銘 陸奥守大道 大縄賢物 義辰

四号 太刀 銘 備州長船幸光 康応元年十二月日

五号  刀 銘 備州長船祐光 文安五年二月日 (金象嵌)万治元年戌閏十二月廿六日 三ッ胴切落 山野加右衛門尉永久(花押)(重要刀剣)

目貫 美濃龍

美濃龍解説

この他に安親の勝虫図縁頭の名品もご披露頂きました。

近藤先生が講師を担当される回は必ずこの様な全身押形入りの資料が配布されるそうです。

この度の会でも全員にこの全身押形入りの資料をお配り頂き、大変詳しい解説をして頂きました。

全国の各支部において、鑑定刀の不足が問題となっていますが、支部間交流が問題解消の助けになるのではないでしょうか。

また、他の支部から講師を派遣して頂く事で、受け入れる側として見えて来る反省点も幾つかありました。 より良い支部活動のために、改善して行かねばなりません。

今回も大変盛況な会となりました。

この度はご多忙の中、遠方よりお越し頂きました近藤先生はじめ、大切な御刀をご提供くださいました岐阜県支部の皆様に心より御礼申し上げます。 誠にありがとうございました。今後ともどうぞよろしく御願い申し上げます