支部恒例の会員所蔵品鑑賞会
毎年12月の支部例会は、会員の方々御所蔵の名品珍品をお持ちより頂く、会員所蔵品鑑賞会を行っております。
今年も多数の御品を鑑賞させて頂く事が出来ました。
鐔 銘 開運 貞之
(加州刀工貞之の作
小柄小刀 刀身銘 宗雄
(鍛錬、近江国貞豊刀匠 焼刃渡し、宗雄(支部会員さん))
天狗吉久(鞍馬関)
(稀少な山城郷土刀)
生無銘、新々刀大切っ先脇差
(無銘ながら大変出来の良い脇差です)
銘 兼永
(日本刀関七流所載品)
銘 兼則
(銘鮮明で大変健全な刀身)
鏃と鋏の片側
(小さな鏃ですが、焼刃鮮明。右側の品は昔の鋏ではないかとの事。割り込みを片刃に造り込んだ様な構造。入念研磨が施され、刀と同質の地肌明瞭)
砂鉄から作った鉄
電子レンジ製鉄?!マニアック!凄い!
槍 銘(葵紋)康継(第十一代康継)
稀少な11代康継の槍。重ねが約2センチあり、重量は一般的な新刀よりも遥かに重い。
この他にも「刀、銘(表)白石住典真(裏)剣魂 中村流抜刀道八方斬創始者初代宗家中村泰三郎米寿記念八十八才平成十一年八月八日」の観賞もさせて頂きました。
清麿の様に刃中が働く名品です。
その後は一本入札鑑定。
一号 刀 与三左衛門尉祐定
二号 刀 無銘 末行(綾小路)
三号 太刀 無銘 西蓮
また、日頃より大変お世話になっております日本美術刀剣保存協会岐阜支部様より、支部会員全員分の全身押形カレンダーを頂戴致しました。今年の刀は兼則です。
岐阜支部様には昨年もカレンダーを頂戴いたしました。
この度も素敵な全身押形カレンダーを、誠にありがとうございました。
本年の支部例会はこれにて終了です。
また来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。