日刀保京都府支部新年会

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

19日、老舗旅館 三木半に於きまして、日刀保京都府支部新年入札鑑定会(講師 辻本真幸先生)と、永年に亘り京都府銃砲刀剣類登録審査委員として文化財保護に寄与された御功績により”旭日双光章”を受勲されました、京都府支部支部長吉村滋太先生の祝賀会が行われました。

入札鑑定会の様子

鑑定刀

 一号 刀  近江守高木住助直
 二号 刀  肥前国住近江大掾藤原忠廣
 三号 脇差 紀伊国康綱
        寛文六年正月吉日
 四号 短刀 冬廣作
 五号 短刀 備州三原住正久
 六号 短刀 備前国住長船与三左衛門尉祐定
        天文二年八月吉日

一号 助直

二号 近江大掾忠廣

三号 紀伊国康綱

四号 冬廣

五号 貝三原正久

六号 与三左衛門尉祐定

五号短刀は、貝三原の正久。普段鑑定刀として出会う事の少ない刀工ですが、出来は末備前そのもので、大変勉強になる一振り。
六号与三左衛門尉祐定は、美しく詰む地鉄に上品な中直刃。
姿、地鉄、刃文、茎と全てが完璧な名短刀でした。
この度も京都府支部会のために鑑定刀をご提供くださった皆さまには、心より御礼申し上げます。

その後は大広間へと移動、吉村支部長の祝賀会と新年懇親会。
今年は参加者も多く、特に盛況な会となりました。

今年も楽しく安全に会の運営を行うべく、役員一同頑張ってまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。